MGSD フリーダムガンダム レビュー

今回紹介するガンプラは「MGSD フリーダムガンダム」です。

キットの紹介

SDガンダムの躰にMGの技術を集約!
SDシリーズ史上最高の可動性能及びギミック、圧倒的なディテール表現を詰め込んだ、新次元のSDハイエンドブランド「MGSD」より、フリーダムガンダムが登場!
■全高約115mm。内部フレームの多くの部位に可動ギミックを搭載し、なめらかな可動を実現。
■メインカメラ、ツインアイをクリアパーツを使用した二重構造で表現。
■各所に新技術「リアルメタリックグロスインジェクション」を採用し、金属表現を追求。
■ウイングバインダー内部のクリアパーツに新技術「リフレクションカット」の反射機構を搭載。
■外部装甲の成形色を2トーンカラー構成にすることでさらなる精密度を上乗せ。
■頭部は3軸で大きく可動。顎を引く、顔を突き出すなどの演出が可能な内部構造。
■胴体に内蔵した複数の可動軸により、左右のスイング、前傾・後傾の広域な可動を実現。
■股関節がスイング可動することで脚部の可動域を大幅アップ。
■肩の接続部にはスイング機構を搭載し、腕部の可動範囲を強化。前腕には延長ギミックを搭載し、腕を深く曲げることが可能に。
■太ももに連動&延長ギミック搭載。脚を曲げる際に膝アーマーや膝裏バーニアが連動し可動域を確保。さらに、つま先の可動によりSDながらも自然な膝立ちを実現。

商品ページより

2023年1月21日発売
定価 4,290円

Amazon

パッケージ

説明書

説明書はMGシリーズらしく冊子タイプとなっています。

表紙と解説ページはカラーですが、組み立てページはモノクロです。

シール

MGシリーズとして謙遜のないリアルなマーキングシールも付属。

エターナル所属機だけでなくザフト仕様にもできるので、好きなフリーダムガンダムを作り上げることができるようになっています。

完成

本体

SDガンダムにMGの技術を集約した新カテゴリー「MGSD」の第一弾としてフリーダムガンダムが登場しました。

ランナー総数は15枚で、本体の内部フレームまでしっかり作り込まれており、MGシリーズと同じような組み立て感覚でした。

白の成型パーツは2色使用され、精密さが強調されています。顎が引けるのでかっこいい立ち姿も思いのまま。

今回はスミ入れのみで仕上げてみました。成型色による色分けが十分なので、スミ入れだけでメリハリの付いたかっこいい仕上がりになります。本体のモールドだけで十分な情報量だったので今回マーキングシールを使いませんでした。

使ったスミ入れ塗料はMr.ウェザリングカラーのマルチブラックとマルチグレーです。モールドが複雑でも軽く流し込むだけで簡単にスミ入れできるので最近お気に入りのスミ入れ塗料です。蓋にハケとして使えるMr.接着剤用筆セットと組み合わせるのがおすすめ。

詳しい使い方は↓のスミ入れの項目で解説しています。

背面のウイングバインダーはそれなりの重さがありますが、足の接地面がしっかりしていれば問題なく立たせることが可能です。

最近のスパロボシリーズやガンダムコンバージョンのような手足の長いスタイルで、メリハリもはっきりとしている圧巻のプロポーション。密度がすごいのでスカスカ感は全くありません。

小羽根が隠れるようになっており、ウイングの形状は近年に登場した「フリーダムガンダム Ver.GCP」に似ています。

武器装備

ルプスビームライフルと対ビームシールドを装備した状態。

武装もエッジの効いたアレンジがされています。

付属品

付属品

ルプスビームライフル、対ビームシールド、ビームサーベル刃×2

各部アップ

頭部センサーはクリアパーツと内側ディテールパーツによるリアルな多層構造となっています。

胸部や脚部のシルバーのパーツには「リアルメタリックグロスインジェクション」という金属表現技術が使われています。エクストラフィニッシュパーツほどではないですが、いつもより光沢感のあるグロスインジェクションパーツといった感じです。

ウイングバインダーの内部にブルーのクリアパーツが使用されており、「リフレクションカット」という光を効率よく反射できる加工がされています。

リアアーマーにはライフルマウント用の穴があります。

フロントアーマー、サイドアーマー、リアアーマー全て可動し、腰部もバッチリ回せるようになっています。

つま先と踵は「HG ガンダムエアリアル」のように前後で独立した可動軸となっており接地性もいい感じ。

可動範囲

前腕や腿には可動域拡大の引き出しギミックも搭載されており、大きく曲げることが可能です。

可動域拡大ギミックによって膝立ちポーズも自然にとることができます。

コクピットハッチは開閉可能。パイロットやコクピット内の造形はありません。

股関節はスイング可動し、脚部の可動域をさらに拡大できます。

フロントアーマーを少し前に倒すとロックが外れ、股関節が引き出せるようになります。

つま先も可動します。

つま先と踵はそれぞれロールがあり、接地に合わせて角度調節をします。前後が独立しているのでちょっと面倒かも。

ウイングにはプラモデルオリジナルの伸縮ギミックがあります。

ウイングバインダーの基部も引き出すことが可能。バラエーナが頭部アンテナや肩に干渉する場合はここで位置調整ができます。

アクション&ギミック

アクションベースと接続

バックパックの下側スラスターを開くとアクションベースを取り付けることができる穴があります。

このように差し込むことで空中アクションをかっこよく飾ることができるようになります。

このレビューではアクションベース5を使用しており、このキットを存分に楽しむには個人的に必須級アイテムだと思います。

アクションベース5 クリア プラモデル

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キックのアクションポーズもこの通り。

上半身側にアクションベースが接続されるので、下半身は自由に動かせます。

ルプスビームライフル

フリーダムの主兵装のビームライフル。

青いパーツもしっかり色分けされており、グリップ部には手にしっかり持たせることができるように突起が付いています。

ウイングを展開させると迫力がさらにアップします。

肩関節はスイング機構によってビームライフルの自然な両手持ちが可能。

ライフル側面の突起を使ってリアアーマーにマウントできます。

対ビームシールド

シールドは肘の固定と手のグリップで持たせます。

シールド裏面のディテールもかなり細かく造形されています。

バラエーナプラズマ収束ビーム砲

ウイングバインダーから展開できるビーム砲、通称「バラエーナ」

翼と同じくらい長い砲身で迫力も抜群です。

根本の軸で角度調整もできます。

クスフィアスレール砲

両腰のレール砲「クスフィアス」の展開もしっかり再現されています。

劇中と同様に折り畳みギミックを搭載しており、前後パーツが連動して動きます。

ゴツゴツとした無骨なアレンジもまたかっこいいです。

もちろんグリップも展開でき、可動指で握らせることが可能。

バラエーナとクスフィアスの射撃形態。

クスフィアスは腰の接続部分を少しだけ外側に開くことができます。

ハイマットフルバーストモード

ハイマットモードでバラエーナとクスフィアスを展開させたハイマットフルバーストも再現できます。

砲身の角度もそれぞれ調節できるのでいい感じにポージングが決まります。

ラケルタビームサーベル

個人的にこのキットでかなりいいギミックだと思ったのがこのビームサーベルのロック機構です。

サイドアーマーの黒いパーツか可動し、ビームサーベルのポロリを防ぐために挟んで固定できるようになっています。

ビームサーベルを装備。

ビームライフルと同様に突起で手に持たせるのでホールドはバッチリ。

クリアレッド成形のエフェクトパーツは1/100スケール相当のものが使用されているので迫力があります。

2本のビームサーベルは連結可能です。この状態だとかなりの長さになります。

比較:MG フリーダムガンダム Ver.2.0

全長115mmのMGSDフリーダムガンダムは1/144スケールのガンプラ(参考としてHG ミカエリス)よりも小さめですが、パーツ密度が高いので存在感は十分。

「MGフリーダムガンダム Ver.2.0」よりも青の成型色が濃いですね。SD体型ながらもディテールの細かさだって負けていません。

まとめ

とにかく密度がすごいキットです。

SDガンダムのキットとしては高価格ですが、SD体型のMGを組んでいる感覚なので相応かなと思いました。

付属品がすっきりしているのはいいですね。アクションベース用ジョイントや交換用手首といった余剰パーツもありません。

アクションベースは必須級だと思うので、別売りにせず簡易的なものだけでも本体に付属させれば良かったような気はします。

スミ入れだけでもこのかっこよさで、パーツの色分けや可動域、どれをとってもハイクオリティなキットだと思います。

以上、ガンプラ「MGSD フリーダムガンダム」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。

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