Figure-rise Standard 孫悟空 (NEW SPEC Ver.) 素組みレビュー

今回のレビューは「Figure-rise Standard 孫悟空 (NEW SPEC Ver.)」です。

キットの紹介

Figure-rise Standardは新次元(NEW SPEC)へ!可動域と造形美、ここに極まれり。『ドラゴンボールZ』より孫悟空(NEW SPEC Ver.)が登場!

マッスルビルドシステムがパワーアップ!「マッスルビルドシステムPLUS」を新たに搭載。
人体構造の徹底検証とプラモデルの可動技術の進化により「最高峰の可動域」を実現。
筋肉の流れに沿ったプラモデルならではのパーツ分割によって「絶対的な造形美」も両立。
組み立てやすさもアップし、自らの手で肉体をビルドアップする楽しさと醍醐味を存分に味わってもらうことをテーマに研究・開発を重ねたシステムである。

■首・胸・腰・手首等の各部可動域が大幅アップ。Figure-rise Standard史上最高峰の可動域を実現。
■表情パーツ5種、ハンドパーツが5種付属。最高峰の可動によるポージングと合わせて様々な劇中シーンを再現可能。
■人体構造を徹底検証。筋肉の隆起から指先まで細部に宿るリアリティを追求。
■パーツ分割や成形色にこだわり、組み立てるだけで全身の色分けを再現。
■道着や靴の表面、関節パーツのシワ造形まで密度あるディテールを表現。絶対的な造形美を実現。
■「ドラゴンボール」の星の数でランナーの番号タグを表現。ランナーは番号タグごとに分割ができパーツの管理も簡単。「ドラゴンボール」を探しながら楽しく組み立てができる。
■ボーナスシールで道着のマークが付属。
■ディスプレイ用台座が付属。

商品ページより

2022年10月29日発売
定価 2,750円

パッケージ

フィギュアライズスタンダードシリーズで孫悟空はすでに発売されていますが、今回リニューアル版として内容が一新されました。

マッスルビルドシステム(今回はそれをさらに進化させたマッスルビルドシステムPLUS)や筋肉や服の皺にそったパーツ分割など、過去に採用された要素もしっかりと受け継がれています。

ちなみに同シリーズのひとつ前のキットが2020年11月発売のアルティメット孫悟飯なので、およそ2年ぶりのドラゴンボールプラモデルとなります。

説明書

シール

道着に貼ることができるマーキングシールが付属。

孫悟空の道着は時期によってデザインが違うので、自分の好きな場面の孫悟空を再現できます。

「界王」や「銀河パトロール隊のマーク」が入った道着はありません。

ちなみに何も貼らないというのもひとつの正解で、人造人間編~魔神ブウ編やドラゴンボール超(漫画)の未来トランクス編~宇宙サバイバル編ではマーク無しの道着を着ています。

完成

本体

地球育ちのサイヤ人「孫悟空」

過去に発売された孫悟空は持っていないので直接比較することはできませんが、パーツがすべて一新されているので顔や筋肉、さらには服の皺の造形まで完全に変わっています。

価格は以前と同じ2,750円。

付属品

付属品

交換用右手首×4、交換用左手首×2、ディスプレイ用台座、交換用フェイスパーツ×4

今回は手首や表情、台座が増えた代わりにエフェクトパーツがオミットされています。

各部アップ

前のキットにはあった頬の斜線が無くなっているので見た目の感じはドラゴンボール超の孫悟空に近くなった気がします。

目元はエントリーグレードなどでおなじみのシェーディングモールドによって黒いラインを再現。

ただ、人間キャラにこの技術を使うと寄ったときの違和感が気になるので個人的にはデカールも選択できればと思ってしまう。

髪の毛だけでも結構なパーツ数がありました。

このキットでは頭部は一星球、右腕は六星球といった感じで「ドラゴンボール」の星の数でランナーに配置されており、組み立てのパーツ探しがしやすいように工夫されています。

後ろから見るとパーツの合わせ目が結構目立ちます。

手の甲の骨が浮き出ている感じまでリアルに造形されていています。

靴の色分けも完璧。

接地性も良好です。

靴にも僅かな皺が入っており、道着とは異なる素材感が感じられるようになっています。

可動域

横方向はほぼ水平まで動かせます。

ディスプレイ用台座はスレッタ・マーキュリーに付属していたものと同一のものとなります。

背中に穴が無いのでアームで挟んで保持します。

肘と膝はこれくらい。

ガンプラのような二重関節は内蔵されていません。

膝立ちポーズはきれいに決まります。

首周りは可動部が多く、大きく動かせます。

手首の接続部はリストバンドがいい感じに隠してくれます。

手首と一緒にリストバンドの角度も変わるのでより自然な形で動きが表現できるようになっています。

また、これまでのボールジョイント接続式から棒軸接続式に変わりました。

腰もボールジョイント接続となっています。

ここがちょっと動かしてると外れやすくて気になりました。

股関節は下に動かすことで可動域を広げることができます。

今までなかったつま先の可動が追加されました。

足首はかなり自由に動かせます。

アクション&ギミック

フェイスパーツの交換

フェイスパーツは前髪を外してから差し替えていきます。

棒軸で接続してるのでうっかり折ってしまわないように。

表情は5種類ある中から好きなものが選べます。

通常顔

シンプルな真面目顔。

笑み

余裕が感じ取れる表情です。

この2つの表情は目の部分を使いまわして再現する必要があり、付け変えがやや面倒です。

ちょっとケチくさい仕様なのが残念。

食いしばり

歯ぎしりしている怒り顔です。
シリアスな雰囲気が出て個人的に良いと思いました。

叫び

攻撃や技を出す時に使えそうな叫び顔。

今回は舌のパーツも成形色で再現されています(今までは白かった)

笑顔

日常の孫悟空らしさがある表情。

ちなみに見る角度によってはちょっと怖い。

アクションポーズ

このNEW SPEC Ver.の魅力のひとつは豊富なフェイスパーツと手首によるアクションポーズ再現です。

瞬間移動の構えポーズ。

多分この右手首パーツの使い道はこれしかない。

気を溜めているポーズ。

踏ん張っている状態でもちゃんと自立してくれます。

ヒーローらしい着地ポーズも可能。

ストレッチっぽい動きもできたり。

戦闘時の構え。

アッパー!

か・め・は・め

波ーーーーッ!!!

まとめ

前に作ったのは「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人ゴジータ」だったのですが、そこから順当な進化を感じられました。

表情や手首はこれくらいあるとやっぱり動かしていて楽しいですね。

素組みでこの完成度はさすがバンダイだと思いました。

ただ、かめはめ波のエフェクトパーツはなんとか入れて欲しかったかなぁ。

このNEW SPEC Ver.孫悟空を機に過去のキットを作り直していくのか、今後の展開も気になるところですね。

以上、「Figure-rise Standard 孫悟空 (NEW SPEC Ver.)」の素組みレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。

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