ガンプラ「HGUC No.59 MS-09 ドム / MS-09R リック・ドム」素組みレビュー

今回紹介するガンプラは、HGUC第59弾としてラインアップされた「MS-09 ドム / MS-09R リック・ドム」です。

キットの紹介

「機動戦士ガンダム」に登場する一年戦争の名機「ドム」のHGUCシリーズプラモデルです。
バーニア・スカート・足の裏のパーツの交換で「リックドム」になるコンパチキットです。
バズーカはジャイアント・バズーカ、ビーム・バズーカの2種が付属し、背後にはヒート・サーベルを収納可能です。

商品ページより

2006年1月発売
定価 1,870円

パッケージ

説明書

シール

完成

全身

本キットは陸戦用MSのドムと宇宙用MSのリック・ドムのどちらかを選択して組み立てるキットとなっており、今回は陸戦用MSのドムで組み立てました。
このドムは「機動戦士ガンダム」の中盤に登場する「黒い三連星」のガイア、オルテガ、マッシュの機体として印象深いMSでもあります。

まず色分けですが、シール無しでもかなりの再現度です。
頭部モノアイと胸部の拡散ビーム砲、バズーカのスコープ部分はシールで補えるようになっています。

プロポーションもかなりいい感じだと思いました。

リック・ドムIIではグレー一色だったヒート・サーベルは刀身が黄色成型で色分けされており、見栄えがグッと良くなっています。

武器装備

ドムの主兵装であるジャイアント・バズを装備した状態。
グリップが可動するようになっているので、簡単に肩にかけて持たせることができます。

付属品

付属品。
ビーム・バズーカ、ジャイアント・バズ、ヒート・サーベル、交換用左右手首

各部アップ

モノアイカバーはクリア成型のパーツになっています。

ヒート・サーベルは背部のラッチに差し込んで固定します。
ラッチは棒軸接続で、外すこともできます。

スカートはフロント側が左右独立しており、サイド側もそれぞれ可動します。

足首はボールジョイント接続で、設置性はまずまずといったところ。

可動範囲

横の可動は当時のHGUCとしては一般的な範囲。
ドムならこれで十分ではないかと思います。

肘と膝は約90度ほど曲がります。
肩の関節は若干前方へスイング可能。

ドムの足裏はこのような形状になっており、ホバー・ユニットが造形されています。

背部のスラスターは少しだけ角度調整が可能。

股下のカバーを外すとポリキャップパーツが露出し、アクションベースに接続できます。

余剰パーツ(リック・ドム用)

リック・ドム用のパーツはこちら。
今回はドムとして組んだのでこれらが一式余剰パーツになります。

後からでも組み換え可能ですが、足裏のパーツだけは付け替えが若干面倒かもしれません。

ギミック&アクション

モノアイの可動

モノアイはボールジョイントで接続されており、自由に動かすことが可能。
動かす際は頭部のカバーを外す必要があります。

また、一見動かなさそうな頭部も上下左右に若干ですが動かすことができます。

リック・ドムIIではモノアイのシールを貼るだけで位置は固定だったので、このように目線を動かせるギミックは嬉しいですね。

ジャイアント・バズ

ジャイアント・バズは前方のグリップも可動し、両手で持たせることもできます。

左手には開いた状態の手首パーツがあるのでポージングの幅も広がります。

ビーム・バズーカ

こちらはリック・ドムの武装ですが、ビーム・バズーカを持たせた状態。
リック・ドム用の差し替えパーツは主に背面と足裏なので、正面から見る分だと外観は変わらないのです。

ビーム・バズーカもジャイアント・バズ同様にグリップが可動するので持たせやすいです。

ヒート・サーベル

ドムの白兵戦用武器であるヒート・サーベル。
刃はクリアパーツではなく成型色で再現されています。

まとめ

ドムとリック・ドムを選択式ではあるものの好きな方で組み立てることができ、シンプルな付属内容ながら程よいプレイバリューとなっています。
本体のプロポーションはもとより、各部の可動やモノアイギミックなど先発のリック・ドムIIから進化した部分もかなり評価できると思います。

ただ、ジャイアント・バズなどの武器を持たせる手首の接合が甘くちょっと分解しやすく感じたので、バラけないように軸を太くするなどして接続強度を上げたほうがいいかも。

以上、ガンプラ「HGUC No.59 MS-09 ドム / MS-09R リック・ドム」の素組みレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。


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