ガンプラ「HGUC No.111 MSZ-010 ダブルゼータガンダム」素組みレビュー

今回紹介するガンプラは、HGUC第111弾としてラインアップされた「MSZ-010 ダブルゼータガンダム」です。

キットの紹介

■「機動戦士ガンダムZZ」より、遂に主役機ダブルゼータガンダムがHGUCで登場!
■MSと全変形形態を再現!形状重視の差し替えギミック!
■ミサイルランチャー開閉ギミックも再現。
■ビームサーベルは大型のビームが付属。

商品ページより

2010年6月発売
定価 2,530円

パッケージ

説明書

シール

シールは細かい部分が多めです。

完成

全身

アニメ「機動戦士ガンダムZZ」に登場するエゥーゴの試作型可変MS「ダブルゼータガンダム」
HGUCではやや遅めの登場となりましたが、ついにこうしてキット化されました。

色分けは結構細かくパーツ分けされており素組みでもかなりの再現度となっています。
右手には握り拳が無いのでハイパー・ビーム・サーベル用の持ち手を使用しています。

背面。
大きなバックパックを装備していますが、しっかりと自立できます。

武器装備

本機の主兵装であるダブル・ビーム・ライフルを装備した状態。
ライフル専用の手首パーツを使用します。

素立ちの状態のままだと肘が前方に曲がらないので腕を90度回した状態で持たせます。
前腕部に装備された赤いウイング・シールドは角度調節が可能。

付属品

付属品です。
ダブル・ビーム・ライフル、ビーム・サーベルの刃×2、コア・ファイター、交換用右手首、変形用差し替えパーツ

各部アップ

本機の特徴のひとつである頭頂部のハイ・メガ・キャノンもしっかり造形されています。
肩アーマーがちょっとプラプラしていて安定しないので、パーマネントマットバーニッシュで接続部に渋みをつけるといいかも。

バックパックには2本のハイパー・ビーム・サーベルが搭載されています。

かなり安定した接地性で本体をしっかり支えます。

可動範囲

横の可動はこんな感じです。
足の開脚具合は本当にこんなレベルで、サイドアーマーが大腿部に直接付いているため大きく動かせません。

肘と膝の可動はこんな感じ。
肩の青いパーツがバックパックに干渉するので腕の前後の可動もかなり厳しいです。

膝立ちはちょっと斜めになりますが一応可能です。

ギミック&アクション

変形時に使用するパーツはこのようにまとめて収納することが可能です。
ちょっと嬉しいですね。

ダブル・ビーム・ライフル

独特な形状のダブル・ビーム・ライフル。
サイズが大きいので手首関節がやや負け気味です。
こまめに関節補強をしたほうがいいかも。

ミサイル・ランチャー

バックパックのハッチ内に搭載されたミサイルもしっかり再現されています。

ハイパー・ビーム・サーベル

バックパックに搭載されたハイパー・ビーム・サーベルは開いた状態の手首に手に持たせることが可能。
手のひらにある凹凸でしっかり保持します。

サーベルエフェクトには1/100スケール相当のものが使われています。
また、サーベルエフェクトは2つ付属していますが左手用の持ち手が無いので二刀流はできません。

コア・ファイター

ZZガンダムのコア・ファイターも付属。
変形ギミックはありませんが、小さいながらも色分けがよくできています。

変形

変形:コア・トップ

変形は差し替え方式となっており、MS形態のZZガンダムをバラバラに分解します。

胴体には変形用の補助パーツを付け、装甲の取り付け位置を変えて組み直します。
Zガンダムと違い、胴体も余剰パーツにならないようになっています。

バックパックの翼を展開し、ハイパー・ビーム・サーベルの柄の角度を調整します。

ダブル・ビーム・ライフルは差し替えなしでそのまま変形できます。

手首をバーニアに変え、変形させた腕を胴体に付けます。
そして機首になったダブル・ビーム・ライフルを装着。

コア・トップ

ZZガンダムの上半身(Aパーツ)とダブル・ビーム・ライフルで構成されたコア・トップ形態の完成です。
下部にスタンド用の穴も開いているので飛行状態でのディスプレイが可能となっています。

変形:コア・ベース

脚部は足首をバーニアに変え、パーツの位置を付け替えて変形させます。

コア・ファイターの主翼は取り付け位置をずらすことで内側に収まった状態にします。

コア・ベース

ZZガンダムの下半身(Bパーツ)にコア・ファイターを取り付けてコア・ベース形態の完成です。
バックパックも付いているのでかなりのボリューム。

合体:Gフォートレス形態

コア・ファイターを外したBパーツのサイドアーマーの形状をこのように動かします。

Gフォートレス

コア・トップとBパーツを合体させてGフォートレスの完成です。
コア・ファイターはこの形態では使用しません。

2機の戦闘機が合体したことでMS形態に引けを取らない大きさになりました。

ディスプレイにはコア・ベース時のスタンド穴をそのまま使うこともできますが、余剰パーツをセットできる台を本体下部に付けることでこのパーツをスタンド用の接続部分にすることも可能です。

まとめ

機体デザインの影響でかなりポージングに制限がかかっており、差し替えの変形ギミックまで搭載されているので本当に一杯一杯な印象。
あと右手の握り拳やサーベル用の左手は欲しかったですね。
主役MSであるにもかかわらず手首パーツが少ないのも残念。

可動がちょっと残念な反面、造形はかなりいい感じだと思います。
色分けもよくできており、そのまま組み立てるだけでかなりカラフルに仕上がります。

分離・合体形態を全て再現できるのも素晴らしいです。
全形態がアクションベースに対応している点もGood

今なら積み重なったノウハウで可動もうまく両立してくれそうな気がするので、いつかRevive版としてリメイクしてほしいなと思いました。

機動戦士ZZガンダムという作品が好きな人は是非Zガンダム、ガンダムMk-II、百式と一緒に並べてガンダムチームを再現してみましょう。

以上、ガンプラ「HGUC No.111 MSZ-010 ダブルゼータガンダム」の素組みレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。


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