
今回紹介するキットは「MG 1/100 RX-78NT-1 ガンダムNT-1 アレックス」です。
OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場し、1年戦争末期に地球連邦軍によりニュータイプ専用機として開発されたMSです。
増加装甲である全身のチョバムアーマーは着脱が可能で、チョバムアーマーの肩部と胸部は展開しメンテナンス風景などの再現が可能です。ハッチは開閉式で、コクピット内部も再現されています。
前腕部内に仕込まれたガトリング砲は差し替え無しでスライド展開ギミックを再現され、肩関節は軟質カバーでリアルに再現しており、劇中には登場しなかったビーム・ライフル、シールドといった武器も付属しています。
キットの紹介
1999年10月発売
パッケージ

パッケージにはチョバムアーマーを装着した状態のNT-1が描かれています。
説明書
カラーページには機体の解説やジオラマなども掲載されています。
当時のMGの説明書は情報量が多く、読み物としての満足度も高いです。
完成
本体

チョバムアーマーを装備した状態のディテールが寂しかったので、今回はマーキングシールと一部のデカールも使用しました。

武器装備

しかし強度不足なうえ、手のひらとライフルのグリップの形状が合っておらず安定はしません。

付属品

軟質パーツ製のほかにプラ製のV字アンテナが付属しており、選択式となっています(今回は軟質パーツ製を使用)

各部アップ


リアスカートも左右が独立して可動します。


ギミック紹介

肘は可動箇所が多く回転もでき、ガトリング砲の展開は差し替えなしで再現可能です。

チョバムアーマー装備


ハリボテ感がいい意味で出ており、装甲が増したにもかかわらず意外と動かせます。

アクション








まとめ
実はやらかし案件がひとつあります。

・ポリキャップ割れ
組み終わって少し動かした際に、右肩のポリキャップが割れていることに気づきました。
素材の劣化の可能性もありますが、ここはシーリングの軟質カバーが接触してなかなか接続しにくい場所なので、取付の際に変な方向に負荷がかかってしまったのかもしれません。
ポリキャップが割れたのはガンプラでは初めてだったのでなかなか衝撃的でした。
足回りは開脚させることすら厳しいのですが、ガトリング砲のギミックがあるためか肘周りの可動はかなり優秀です。
このように可動範囲は時代相応だと思いますが、プロポーションは結構いい感じです。
また、パーツの精度に多少問題はありつつも、チョバムアーマーの着脱も見事に再現しています。
20年の時を経て「MG 1/100 ガンダムNT-1 Ver.2.0」が発売されているので、技術の進化を比べてみるのも楽しいですよ。
以上、ガンプラ「MG 1/100 RX-78NT-1 ガンダムNT-1 アレックス」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。