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今回のガンプラレビューは「MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム」です。
玩具の紹介
BANDAI SPIRITSが積み重ねた技術と異素材の組み合わせにより、機体ごとに設定した『テーマ』をもとに、MSの“極限表現”に挑むMGハイエンドブランド。第二弾は「ストライクフリーダムガンダム」。
商品ページより
■今回のテーマは「ガンプラ史上最高峰の“金属表現”」。3種の特殊加工と2種のメタリック成型、そしてエッチングシールの計6パターンにより、内部フレームの金属感を表現。
■内部フレームにはMG史上最多の“フレーム連動可動ギミック”を搭載。MG・RGで一部採用されてきた装甲連動可動ギミックを多くの部位に採用。有機的に各部位が連動する様はまさに新体験の領域。
■内部フレームの存在感を強調するために、装甲の隙間にゆとりを持たせるパーツ構造や赤色のクリアパーツを採用。金属表現を際立たせる為に生み出された“魅せるギミック”も多数搭載。
■股関節部に多重可動を実装。「引出し⇒可動」の2段ステップを踏む事で、両足を重ねた飛翔ポーズを自然に再現可能。
■「ロングレンジビームライフル」「クスィフィアス3レール砲」「シュペールラケルタビームサーベル」など、多数のギミックを搭載した豊富な武装が付属。
■組み立て工程で複数のランナーを管理しやすい「ペーパークラフト式ランナースタンド」付属。
2022年11月9日発売
定価 15,400円
MGEX 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ストライクフリーダムガンダム 1/100スケール 色分け済みプラモデル
パッケージ
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6027-1024x786.jpg)
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6028-1024x861.jpg)
説明書
説明書は約50ページとかなりのボリューム。
まず本体のフレームを組み立ててから、バックパック、装甲の取り付けをしていく手順となっています。
シール
PGUガンダムでも採用されていたメタリック3Dシールとエッチングシールが付属。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/写真-2022-11-19-23-36-27-1024x588.jpg)
フレームや装甲のピンポイントアクセントにもなるメタリック3Dシールは発光イメージを手軽に再現できます。
小さいシールも含まれているので貼る時はピンセットを使った方がやりやすいです。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/写真-2022-11-20-1-56-50-1024x559.jpg)
エッチングシールはゲートレス化された金属シールで、本体フレームの金属感をより高めてくれます。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6036-623x1024.jpg)
さらに水転写式デカールも付属。
今回のレビューでは使用していません。
全身
内部フレーム
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6026-787x1024.jpg)
まずは本体フレームから。
金色の表現だけでも4種類の成形色が使用されており、さらにエッチングシールとメタリックグレー成形のパーツによって緻密にフレームが構成されています。
このキット一番のこだわりポイントである「金属表現」がここに集約されており、装甲で隠れてしまう部分がちょっと勿体無いくらいです。
フレームとバックパックさえ作ってしまえば、後は装甲を取り付けていく作業がメインとなるのでかなり楽しいです。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6025-778x1024.jpg)
全身
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6063-1024x918.jpg)
パーツを付け終えて完成した状態のストライクフリーダム。
パイロットフィギュアは塗装しましたが、モビルスーツで手を加えたのはスミ入れ作業のみ。
色分けも完璧で、メタリック3Dシールによってセンサー類も眩く表現されています。
プロポーションは細すぎず太すぎずのちょどいいバランス。
ただし、ブーツが小さいのでうまくバランスを取らないと後ろに倒れてしまいます。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6064-1024x895.jpg)
後ろ姿。
ところどころから覗かせる金のフレームが本体の情報量をさらに引き上げてくれています。
武器装備
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6071-1024x829.jpg)
主兵装の高エネルギービームライフルを装備した状態。
両手に二丁装備しているのが特徴。
専用の持ち手があるのでかなり安定して保持できます。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6072-1024x919.jpg)
ビームライフルマウント状態
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6077-1024x909.jpg)
ライフルを腰にマウントした状態。
この状態では元々左右の腰にあったクスフィアス3レール砲が後方へ移動します。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6078-1024x901.jpg)
付属品
付属品
高エネルギービームライフル×2、シュペールラケルタビームサーベル×2、フィギュア×2(キラ・ヤマト、ラクス・クライン)、アクションベース、ビームシールド用PETシート×2、ペーパークラフト式ランナースタンド
ペーパークラフト式ランナースタンドは立てられるランナー数は4枚ですが、なかなか面白い付属品だと思いました。
各部アップ
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6040-1024x683.jpg)
使われている成形色が多彩なこともあって、とにかく情報量がすごい。
一部の赤にクリアパーツが使用されているのもメカニカルでいいですね。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6065-1024x683.jpg)
額部分には機体の刻印が入っています。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6066-1024x683.jpg)
可動箇所の素材はKPSが中心で、ポリキャップは使用されていません。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6067-1024x683.jpg)
アンダーゲート式が多く採用されており、ゲート跡がほとんど目立たないようになっています。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6068-1024x683.jpg)
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6069-1024x683.jpg)
接地性はいい感じですが、バックパックの重さで後ろに倒れないように調整するのが少し大変です。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6070-1024x683.jpg)
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各部に貼るメタリック3Dシールはディテールアップに大いに役立ってくれますが、中には小さいシールもあるのでピンセットの使用がおすすめ。
一応予備として少し余るようにはなっています。
MGEX 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ストライクフリーダムガンダム 1/100スケール 色分け済みプラモデル
可動域
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6090-1024x531.jpg)
横の可動域はもうこれだけ動けば十分なくらい。
腰のクスフィアス3レール砲もそれなりに動かせるようになっていますが、ここまで開脚させる場合は後ろへ逃がす必要があります。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6091-1024x862.jpg)
肘と膝は二重関節でこちらも大きく曲げることが可能。
大腿部には装甲のスライド機構も搭載されています。
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膝立ちポーズもこの通り。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6089-1024x1024.jpg)
股関節は少し変わった構造ですが引き出しギミックがあり、可動域を拡大できます。
アクション&ギミック
ディスプレイベース
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6073-1024x1024.jpg)
バックパックにアクションベースを取り付けることが可能。
基部には専用のジョイントパーツを使います。
手首パーツ
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6060-1024x637.jpg)
手首パーツは関節が可動するエモーションマニピュレーターSPの他に3種類が付属。
エモーションマニピュレーターはビームサーベルを持たせる時に使います。これだけ接続部の成形色が白ですが、このままでも付けてしまえばそんなに気にはなりませんでした。
パイロットフィギュア
1/100スケールのキャラクターフィギュアが付属。
ストライクフリーダムのパイロットであるキラ・ヤマトと、同じ陣営に所属しているラクス・クラインのフィギュアです。
コクピットハッチの開閉
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コクピットハッチは開閉可能です。
中にはパイロットフィギュアが搭乗しています。
ウイングの展開
バックパックのウイングを展開することでハイマットモードへ移行でき、さらに各翼のフレーム部分をスライドさせることが可能です。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6096-1024x1024.jpg)
各ドラグーンユニットは取り外しが可能。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6097-1024x1024.jpg)
説明書には載ってい無い方法ですが、ドラグーンユニットをメッキパーツの突起に差し込んで射出時のハイマットフルバーストモードのような状態にすることができます。
あくまで非公式のやり方なので破損やメッキパーツを傷める可能性はあります。
高エネルギービームライフル
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腰のクスフィアス3レール砲をこのように後方へ移動させると、ライフルをマウントできる丸穴ジョイントが出てきます。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6121-1024x471.jpg)
左右対称のデザインであるこのライフルには連結機能が搭載されており、差し替えなしで再現できます
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6122-1024x426.jpg)
それぞれのライフルを変形させて繋げます。
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貫通力の高いロングレンジライフルが完成。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6128-1024x1007.jpg)
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シュペールラケルタビームサーベル
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6080-919x1024.jpg)
両腰に装備されているビームサーベル。クリアレッド成形のエフェクトパーツを取り付けます。
パイロットのキラは二刀流での印象が強いですね。
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2本のビームサーベルを連結させることも可能です。
ビームシールド ソリドゥス・フルゴール
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両腕にあるパーツにPETパーツを挟むことでビームシールドを再現。
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PETパーツには特殊な印刷が施されており、見た目もいい感じです。
2枚付属しているので両腕に付けることも可能。
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クスフィアス3レール砲
腰のクスフィアス3レール砲は発射形態へ展開可能。
砲身部分がスライドすることで見栄えもアップします。
ビームサーベルの柄は凸ピンで固定されているだけなので、ふとした時にポロッと外れるのがちょっとストレス。
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6118-1024x694.jpg)
装甲の展開
内部フレームを魅せる、装甲の展開ギミックが各部に内蔵されています。
肩や脚部のスラスターが展開。
フロント、リアアーマーの装甲が展開。
ハイマットモード/ハイマットフルバーストモード
![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6099-999x1024.jpg)
バックパックのウイングを展開したハイマットモード。
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![](https://www.alstakayuki.org/wp-content/uploads/2022/11/IMG_6112-1024x947.jpg)
先述の方法でスーパードラグーンも使ったハイマットフルバーストモード。
ドラグーンを補助パーツ無しでこのように並べることができるのはちょっと嬉しいですね。
何度も書きますが、説明書には載っていないやり方なので自己責任でお願いします。
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まとめ
内部フレームに力を入れた高価格キットということもあり、パーツ数はかなり多く組み立てるのが大変でした。
×2で組み立てるパーツが多いので、左右どっちのパーツか分からなくなって困ることはほとんどありませんでした。センサー部分のクリアパーツはハメごろしのところもあるので、裏表の付け間違いに注意です。
本キットの完成度は素晴らしく、見た目の豪華さもあってかなりの満足感が得られます。金色の加工パーツも美しく映えており、とてもかっこいいです。
気になったのはマウントしているビームサーベルの外れやすさと、これは今回始まったことではないですがエモーショナルマニピュレーターSPの指の抜けやすさでしょうか。幸い、固定の手首パーツが付属しているのである程度カバーできるようになっています。
マスターグレード版から16年経ているのでギミックやプロポーションの変化を比べてみるのも面白いと思います。
以上、「MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム」のレビューでした。
最後までレビューを見ていただきありがとうございました。
MGEX 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ストライクフリーダムガンダム 1/100スケール 色分け済みプラモデル
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